ナオエのドンキー日記 #19

  『WILD FANTASY』完成しました。自分たちの基準を無意識に飛び超えつつ更新してゆくとはこういう気分なのかと。ある日突然、想像を超えた場所にそれはすぱーんとそびえたっていたよ。発売まであと三週間とちょっとです、それまでには梅雨も明けていますね。晴れ晴れと、あっぱれと、おめでたく、どうぞ御期待ください。


6月30日
 電車で小林信彦『日本の喜劇人』を読み返し。エノケンの部分を読む。後に映画では何本か観てるけれど、おれはリアル・タイムでエノケンを観た記憶ってないんだよなぁ。久しぶりにCDJの藤本編集長(ビートルズやくざ)とやくざな飲み会。
BGM : フランク・ザッッパ『ジョーのコサージュ』

6月29日
 事務所へ荷物を受け取りにゆくが、そこいら中の駐車場が満車で困った。規制だの値上げだのばっかりしやがって末恐ろしいわい。実家でねっころがって時代劇チャンネルみてたら爆睡。もう知らね!

6月26日
 雑誌取材日。M、ROJ。そしてミーティング。スタッフと事務所近くのTへ。激辛マーボー。経験したことのない辛さでじんじんきた。辛さに負けたのははじめてだ。すげぇくやしい。

6月23日
 雑誌取材日。CDJ、MM、SD、Rumblin'。その後、飲み明かすが疲労たまりすぎ、量は少なめ。少しのんびりしなくちゃ。ソニック・ユースの新譜はグー! 頭だけでわかっていない態度というか。シンガー・ソングライター的な視点の時のサーストンが何より素晴らしい。これでいいのだ。

6月22日
 会報の文章、すべて仕上げる。プライマルが新譜でタウンズ・ヴァン・ザントの曲「To Live Is To Fly」をカヴァーしていて、それがすごく良い(おそらく日本盤のみ収録)。ストーンズにおけるグラム・パーソンズとの出会いのような意味合いか?変な奴ら〜。

6月19日
 締め切りに間に合った。しかし、身体がよくもったぜ。ここ一週間で何時間寝れたのか?合計7時間くらいか。休養が必要。せっかちなニール・ヤングの新作は1曲目が最高に好きだ。

6月18日
 作業続く中、大塚の地下スタジオでヴィデオ撮影。1時間しか寝てない。夕方、江戸川のあたりで大きな虹がかかったのを見た。

6月17日
 急ぎの作業で寝不足。M's diskでマスタリング。アルバム『WILD FANTASY』完成!とてつもない作品に。

6月16日
 ロック画報 (24)「カーネーション特集」発売日。感慨深い。重たい手応えの一冊をありがとう!

6月15日
 衣装や靴を買いに雨中、本根氏とあちこち歩く。服屋で目に入った緑のオリエント時計が美しく、つい衝動買い。赤坂でのepochと篠原りかのライヴに駆けつける。荒さんともひさしぶり!epochますます最高!しっとりヴァージョンの篠原さんは時間切れで結局2曲しか観れなかった。残念。急いで車で事務所に戻って鮎川誠さんとシーナさんとの対談。たっぷり、こってりと。この上なく熱くいい話が聞けた。

6月14日
 友人のM氏と久しぶりに会い、耳鼻咽喉科の写真をCDRで受け取る。懐かしい。

6月13日
 鳥羽宅でミックス。これでアルバムは完パケ!一年半かかってようやくここに辿り着いた。

6月12日
 大阪で雑誌やラジオ取材をもろもろ。キャンペーンがこうしてできるのも媒体のみなさんの熱い思いのおかげだ。ありがとう、心から感謝します。途中、802にもあいさつ。アイゴンもちょうどキャンペーンで来ていて、CDをいただいた。暑い。インデアン・カレー2食。いったいいつまでカレーが続くのだろう。

6月11日
 アコギ担いで品川からのぞみ号にて京都。車中はホンネ社長とずっと話しててあっという間に着いた。商社に勤めるお坊さん中上くん(ゴルフもやる)主宰の「音楽感謝」。中上くん運転の車で拾得に着いて店長のテリーさんにあいさつ。テリーさんは音作りの前に生ギターの鳴り音をじっと正面で聴いてくれて「6弦がボワ〜ンと鳴らないんだね〜」「そうなんです、全体に枯れた音のギターなんで良い音にしてください」とお願いする。するとリハですでに鳴りが完璧。テリーさんマジック。さすがだ、すごい。

 二階堂さんはお弁当を食べていた。「じつは昨日いただいたお弁当で、エビがやばかった」って「大丈夫か?今一番怖い時期だぞ」「お腹は丈夫なんで」「悪くなったエビはどんな感じなの?」「なんか変に柔らかいんですよ」とのこと。豪傑さんである。急いでサンドウィッチとおにぎりを丸めて片手で一口でむしゃむしゃ食って、タクシー飛ばしてKBSでラジオ番組収録の後、近所のホテルの喫茶店でLマガジンの取材。インタヴュアーはキング・ジョーくん(写真)。その人間味溢れるお人柄にあらためて惹かれる。

 イヴェントはチョウくんのほのぼのステージでスタート。ラグタイム調のピッキングがじつにうまいのだ。曲をもっとやればよかったのになぁ。二階堂さんはあいかわらずコロコロとよく歌う。美空ひばりのカヴァーにおれは泣いたね。途中、渋谷猛さんもピアノで参加。すばらしい。おれは「夢は果てしなく」でスタート。「幻想列車」「ハイウェイ・ソング」新曲「オフィーリア」と続け、拾得では必ずやることにしている、テリーさん訳詞の「That Lucky Old Sun」、あとは「やるせなく果てしなく」「Juicy Lucy」「Angel」といったところ。アコギの響きが身体に染み渡る感じで、歌っていて気持ち良かった。お客さんの熱い拍手でアンコール。かなりイっちゃった後なのに「ダイアモンド・ベイ」。2度目のアンコールでは「あの日どこかで」「Paradise Express」。後者は歌詞カードが半分しかないのに途中で気づくが時は遅し。歌詞がめちゃくちゃになってしまった。今日はアコギで全部やるという新しい試みだったけど、歌が生きる、ということもわかって充実。気持ちよかった!

 終演後、来てくれた山本精一さん、Bikke、オクノ修さんたちと話ができた。オクノさんとは英国フォークやタウンズ・ヴァン・ザントやブルースの話を。最終電車までねばって飲んでくれた安田謙一さんにはカール・フィンチのレアなLPの音源をいただいちゃったりして、もううれしいのなんの。精一さんはステージに置いたままのおれのギターをさわって「これいい!、しかし見たことのないギブソンだなぁ〜」。彼とは5年ぶりに会えて話せてうれしかった。今度は東京でのライヴにうかがう約束をし、名物の拾得カレーを一口で食した後、24時に中上くん運転の車でスタッフと大阪へ向かい、着いてすぐラーメン(食い過ぎ)。とたんに眠くなった。

6月10日
 12時から長いミーティング。その足で新宿ロフトのシーナ& ザ・ロケッツ。オープニングの「バットマン」でいきなりノックアウト。2時間半、どろどろにブルーズな鮎川さんの熱情のレスポール・ギターで失神。世界一の音だ。シーナさんが歌うR.ストーンズ「ハート・オブ・ストーン」!!!これぞおれが思い描くロックの姿。とてつもないロック・オーラに心底まいった。
BGM : ザ・ローリング・ストーンズ『メタモーフォシス』
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by straight_branch | 2006-07-02 06:58 | 直枝政広のドンキー日記
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