ナオエのドンキー日記 #24

 サンキュー!巌流島、そしてサンキュー!AX!!!!!!!!!
来てくれた人ありがとう。応援ありがとう!!こないだのAX、とんでもなく素敵なことになって、感無量です。史上最高の演奏でした!!!ほんとスゲェ!!!感謝しきれません。ありがとう!ありがとう!ありがとう!今もまるで夢の中にいるようです。いまあの日の録音聴きかえしてますが、思っていたとおり、とんでもなく、めちゃくちゃいいです。これは事件ですよ!やばい、胸がしめつけられます。もうね、すぐ発売したいくらい。来春のDVD、その形態ともども是非楽しみに待っていてください。月末の27日には赤坂のグラフティでバンブル・イヴェント。そちらもどうぞよろしくです。


12月16日
 『MOFO』2CD素晴らしい。内容の違うDeluxe Edition 4CDも買わなくてはならない。というわけでザッパ家から直販。もう大変な年末。
BGM : Frank Zappa『MOFO』

12月15日
 断食後にてぽわんとしている。皮膚科に寄って塗り薬もらってから柏のユニオンにこりゃまた久しぶりに出かける。おれが行くとY店長、いつも休み。HIP-HOP売り場でかかったアルバムにギクっと反応、『Stones Throw Ten Years』の国内盤購入。おれの2004年ベスト、変人Gary Wilsonの名盤も出していたレーベルのオムニバス。ほんと素晴らしいコンピ。HIP-HOPを真剣に追わなくなって10年。その間にこんなおもしろい音楽の場がここにあったんだな。附録のMIX CDもバツグンに気持ち良い。雑食の音楽愛だなぁ。他にも驚きのデッドストック?あり、以後悩みたくないのでここぞと目をつむって清水買い。今日も収穫ありすぎ。いい店だなぁ。昨日から胃の中はからっぽだから何か食事をしないと。というわけで250円のたぬきうどんをゆっくり食う。
BGM : V.A.『Stones Throw Ten Years』

12月14日
 断食終了。観たヴィデオは「ロスト・イン・ラ・マンチャ」「ショーシャンクの空に」「ロング・グッドバイ」。フランク・ザッパ『MOFO』(Making of Freak Out)を発見。腹も減った。
BGM : Iggy Pop『The Idiot』

12月13日
 夜から断食。人生三度目の「梅湯流し」。その間はぼうとするので映画鑑賞。

12月12日
 ハリケーンへ楽器ひきとり。今年がんばってくれた'64 Deluxe Reverbをシブヤ楽器まで点検に出しに。よく世話になっている天祖神社で車のお祓い。ギターも積んでいたので一緒にお祓い。親父と並んで絵馬も書く。おふくろから米ぬかの入った木綿の袋を渡される。これで身体を洗うとすべすべして気持ちがよいとのこと。納車時の残りの古いガソリン減るまで2日で180キロ走行。しかしハイオク満タン、高っ!ここで最終的な問題点であるアイドリングの動作を確認、なるほど?
BGM : Georgie Fame『At Last』

12月11日
 日々不穏だったベクトラも今日はことさら調子良く外環大泉から富士街道。田無付近はめちゃくちゃ道が複雑で悩みつつ、Uターン連発で武蔵境の自動車工場へ。車検2年付き、走行距離4万キロで美品。1990年式旧型ベンツ190E納車。色はネイビー(メタリックではない)。愛車ヴェクトラとお別れ。さよならプー。中森さんと工場から喫茶店に移動。グチこぼし大会。おいしいコーヒーをおかわりしつつ道徳教育のトラウマについて考える。中森さんのベンツに誘導されつつ、井の頭通りを走る。滑らかな走り。工場のKさんがつぶやいた「オペルとは性能が月とスッポンですよ」その言葉は本当だ。
BGM : Tary Anastasio『Bar17』

12月10日
 品川で両親と食事。ほぼ寝ていた。

12月9日
 AX本番。絶頂を極めた。こんな風に歌えて幸せだ。あらくれたソロを3時間に1度思いっきり弾くだけでも幸せだと思えた。とにかく最高の気分。

 胸の奥にあった「長い休日」の終焉のイメージをいつか払拭したいと思ったのは10月の終わり。おれは遠い旅から戻って一気に時間の流れを再編成した。悲しいストーリーをただ演じないように、そこには痛点をも快楽に変える力が欲しかった。さらに、今に続くカーネーションの歴史をありえない音像で演出する勇気が、今その瞬間から次を描くはずだと。新たな決意を胸に選曲はほぼ一発で決まった。スリル・ホーンズが揃う最終リハの2日間を迎える頃にはメンバーのパワーは熟しきっていた。

Carnation
直枝政広(Vo.G)矢部浩志(Dr)大田譲(B)西池崇(G)長見順(Vo.G)渡辺シュンスケ(Key)鈴木桃子(Vo.Cho)武田カオリ(Vo.Cho)ロベルト小山(Sax.Flute)平田直樹(Trumpet)小泉邦男(Tromborn)そして開場時、幕間の演出は山本ムーグ(DJ)

演奏曲目
第一部
01. 長い休日
02. Lady Lemonade
03. Magic
04. 気楽にやろうぜ
05. I Want You
06. Butterfly 
07. Standin' All Alone
08. Lovers & Sisters
09. My Little World(ft. 鈴木桃子)
10. 未来の恋人たち(ft. 武田かおり)
11.Glory
12. あなたのあたま(長見順)

第二部
13. ハイウェイ・ソング
14. 獣たち
15. Midnight Kangaloo
16. スペードのエース
17. 恋の不思議惑星
18. アイ・アム・サル
19. 地球はまわる
20. Paradise Express

En.1
21. Wild Fantasy
22. ANGEL
23. Sweet Baby
En.2
24. 未確認の愛情
25. 夜の煙突


 この日、演奏を終えて、メンバーと「おれたちやったな!」と固い握手「最高だった」と矢部くん。大田くんも男気、手応えをかみしめていた。

 今日は大勢の心あるミュージシャンたちと思うがままに反応しあうセッション。オファー時にそれぞれに説明したのだが、各人にはひとつのバンドという意識をまず持ってもらった。決まったスコアは(オリジナル以外にもロベルトの新アレンジによる)ホーン・セクション譜と部分的なコーラス・パートのみ。この一見大らかそうに見えて、厳しいやり方ってありそうで、じつはあまりない。音楽的にはザ・バンドの『ロック・オブ・エイジズ』などにもすごく近いムードもあるが、ひとつひとつの音のあり方はもっと抽象的で衝動的で新しいかたち。たった一夜のためだけの演出の中で、どんな未知なる高みに行けるかが見せ所だった。

 ゲストのみんなとも心から喜ぶ。このままバスに乗ってツアーしたいよね、が合言葉。じつに明るく頼もしいメンバーたち。セッションにおいては思い込みの押しつけや無駄な注文はなし。雛形としての曲構成をふまえながらも、それぞれがストーリーを感じとってプリミティヴに気持ちを解放してくれるよう心がけたし、そう願った。制作スタッフ、舞台制作スタッフの意志もひとつ。「このコンサートは凄いものになる、うまくゆく」とリハの時から全員が口にした。おれたちは「その日、何が起こるのか」と想像を描く中で、たくさんの笑顔に助けられたし、すごく励まされた。そういえばおれ自身、こんなに声がすんなりと出たライヴも珍しかった。あたりまえのように毎度背負っていた重圧のようなものはリハを重ねてゆくたびに自然と軽くなっていった。

 この日、DVD収録のために気合い一発の録音をしにかけつけてくれた渡辺省二郎氏が終演後「最高!直し無しで行くべき!」と笑った。撮影したマッキーたちもロックな絵をリアルに掴んでいた。そしてなにより会場一杯のお客さんが大いに盛り上がってくれた。今年もあの会場に来てくれてありがとう!またライヴがあれば必ず観て欲しい。いつでも音楽の歓びを更新できるよう舞台を作ってみせよう。期待していてほしい。もちろん各地でやれるようがんばるので応援もたのみます。

 心優しき素晴らしい音楽家たち、お客さんみんなとの出会いや友達との再会に感謝。感謝。感謝。
※収録されたDAT音源、今聴いてます、あまりに良すぎる!
史上最高の出来!!!!!!!!!!!!!!!!!おたのしみに!

12月5〜7日
 スリル・ホーンズも入り、大セッション。こりゃ、やばい。こうして大人数で音を奏でていると、アフロ音楽の宇宙観みたいなものをふと身近に感じる。スペイシーな響き。P-Funk?ヘッズ?おもしろくてたまらぬ。リハ2日目の夜は懇親会。じつはおれが言い出しっペ。「飲みだからみんな電車で来てね〜」とずっと言ってた。しかしリハ終えた頃、マッキーから新宿歌舞伎町にすごいマッサージがあるとの情報を得、疲れもさすがにたまっているし電話予約、行く事に。みんな先に飲んでて、と出かける。一時間の料金で二時間たっぷり。揉みほぐしながら、おばちゃんがばしばしおれの悩みや気持ちを言い当てる。この疲れも皮膚の炎症も心の病なんだな。新大久保の韓国料理屋に着いた時にはお開き。みんなおいしいかった〜と。最終があるからしかたがない。すごく寂しかった。おそらくその時は新宿区中で2番目くらいにさびしんぼうだった。お腹もすいていたのでひとり吉野家ですませたらもっと寂しくなった。
BGM : Georgie Fame &The Blue Flames『R&B At The Flamingo』


12月3日
 リハ。長見、ロベルト、桃ちゃん、武田さん、シュンちゃん参加。ものすごくいい。歌いながら思わずにやけてしまう。エチオピアで野菜カリー20倍を。
BGM : V.A.『Chicano Soul San Antonio's Westside Sound Vol.3』

12月1日
 リハ。桃ちゃんと武田さん参加。6人カーネーション。桃ちゃんが北海道みやげにチョコボールの夕張メロン味を。あとジンギスカン・キャラメルをみんなで廻し食い。この味すごかった。半分のメニューを練習してるとあっという間に夜。実家で車庫証明受け取って車の書類を作る。
BGM : London Elektricity『Live At The Scala』

11月30日
 3週間おきで行くことになってる美容院。今回は28年ぶりにパーマ。癖毛っぽくなって何気にさわってみたりして。帰りはインドカレー。チキン・サゴアラ(Very Hot)とナン最高だった。もちろんビールも飲む。電車では高見順「敗戦日記」。いま昭和20年の5月。作者のいらいらが限界に。空襲警報鳴りっぱなしの中でも机の前で本を読まずにいられない姿。鎌倉の山から見た横浜〜東京の焼けて赤い空の描写がなんとも悲しい。2年前に出版された「風都市伝説」も今になってようやく読み終えるところ。
BGM : ビートルズ『LOVE』

11月29日
 毎年恒例インフルエンザの予防接種。受付で体温計もらって書類書いてたら、それを見てたおばあちゃん「あたしもやろうかね」「やっといたほうがいいですよ〜」。体温は35度5分。いつも低いんだよなぁ。ヴィデオ屋でVHS中古販売半額。「ヴァージン・スーサイズ」、コクトーの「美女と野獣」、松本清張「霧の旗」購入。しめて500円。ツアー音源と映像の配信がスタートした。コメント映像の中でかぶっている帽子は『Parakeet & Ghost』時の撮影で使用したもの。
BGM : Maighread Ní Dhomhnaill『No Dowry』


11月28日
 ビートルズやくざ藤本氏と恒例のカレー会食、2軒ハシゴ飲み。おもに『LOVE』について。その流れで何故かジュールズ(ホーランド)会発足。いくら酔っぱらっても根性で電車で本を読む。ネットで尾崎一雄「あの日この日」発見。講談社文庫4冊揃いを注文。
BGM : The Nonce『World Ultimate』

11月25〜27日
 リハ続き。中日にロベルトがファンキーにハッピーに合流。
BGM : Gabby Pahinui『The Best Of Hawaiian Slack Key』

11月24日
 渋谷公会堂にムーンライダーズを観に行く。濃厚で素晴らしいショウだった。話に聞いてから、気持ちが落ち着かなかくなったブツ、Sandy DennyのDVDをユニオン五十嵐くんが探してきてくれた。
BGM : ムーンライダーズ『Moon Over The Rosebud』

11月23日
 バンド・リハ。西池くんと長見順さん参加ですでに超ファンキーに。夜、ビートルズ『LOVE』を聴く。複雑な心境ながらもおもしろい。ホワイト・アルバムやくざとしては「バック・イン・ザ・USSR」のエンディングはみだし、Lchのベースに感動。「ハロー・グッドバイ」エンディング部にかさなる「ピッギーズ」のアイデアも音楽的に素晴らしい。批評する前に舞台を観たいところだが、どうしても納得のいかない箇所は「ブルー・ジェイ・ウェイ」にかぶさる「ひとりぼっちのあいつ」。それとサイケな流れにおける初期音源「抱きしめたい」「ヘルプ」の色褪せ感。続けてムーンライダーズの新作にどっぶりと。
BGM :ビートルズ『LOVE』〜ムーンライダーズ『Moon Over The Rosebud』

11月22日
 M市で中山義雄氏と会合。ディスク・ユニオン五十嵐くんにアーサー・ブラウン『ファイアー』の初回帯付きLPを貸す(紙ジャケCD『クレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウン』ディスク・ユニオン限定特典ミニチュア帯の原型に使用するとのことで、仕上がりが楽しみ。今月発売です)。中山さんが「絶対買ったほうがいい」と超おすすめで購入の アイリシュの歌手Maighread Ní Dhomhnaill 。とてつもなく美しい内容で心がほぐれた。
BGM : Maighread Ní Dhomhnaill『No Dowry』

11月21日
 早稲田でおれと桃ちゃん、武田さん、3人でリハ。武田さんとスタッフとメルシーでラーメンとポークライス。
BGM : Tray Anastasio 『Bar 17』

11月20日
 録画してもらった映画「とんかつ一代」をようやく初めて観る。キュート。最高としかいいようがない。「とんかつの〜油のに〜じむ接吻をしようよ〜」というエンディングの歌(コーラス)にもしびれた。
BGM : 関口紘嗣『粋(壱)』『粋(弐)』

11月17日
 というわけで、眺めのいい桃ちゃん家におじゃまして練習。おれは寝坊にて遅刻。武田さんは3ヶ月の赤ちゃん抱えたまま立って歌う。「7キロかぁ、重いでしょ?」「健康にいいですよ〜」とのこと。桃ちゃんの娘さんたち(双子)も帰宅。超にぎやかになった。全体も見えたし、お先においとま。大分昔に行ったことのあるファンキーな飯や目指して歩く。懐かしい味。寒風の中、中森さんに携帯で車について話を聞く。あとは書類のみか。明日でようやく水星の逆行は終わる。
BGM : 宇多田ヒカル「Keep Tryin'」

11月16日
 休肝日なしで今日も遅刻。ハリケーンにてPlaylist Magazineの取材の後、鈴木桃子さんと武田カオリさんと三人での初顔合わせ、ギター爪弾きでコーラスの練習。メニューは膨大。「明日はわたしの家でやりましょう」と桃ちゃん。時間が空いたので肉まん購入。青山でスタッフたちと飲み会。エビスは何杯でもいける。終電。

11月15日
 Playlistを考える。車の件で昔からなじみの保険屋さんに連絡。「直枝さん、こないだ新聞で見たよ、びっくりした」と言われる。本根氏と会食。

11月13日
 車を買い替える事になりそう。中森さんと携帯メールでやりとり。奥の方までしっかりチェック入れるとのこと、助かる。皮膚科。気分入れ替えのためにもと、仕事場の掃除。
BGM : Bob Marley & The Wailers『Catch A Fire』Disc-1(Deluxe Edition)

11月12日
 実家で6時に眼がさめるも二日酔いの頭痛。そこからまた果てしなく寝る。昼下がりにおふくろのリクエストでVHS「ハリーの災難」をデッキに入れて観る。夕方両親を連れて大井町の永楽。もやしそば。中森さんから「格安のいい車」情報あり。

11月11日
 6時間寝て出かける。上野で恒例の同級飲み会。夕方から居酒屋、ニコラス、ガード下の煮込み屋。と、大いに飲み食い、笑う。連日の飲み。さすがにばたんきゅーでそのまま12時間睡眠。

11月10日
 下北沢モナでDJ巌流島。弾き語りは「OOH! BABY」「センチメンタル」「火の玉ボーイ」(ムーンライダーズ)「ニュー・サイクリング・ブギ」「骸骨と貨物列車」(未発表)。骸骨では松江くん小里くんに参加してもらう。いい感じだぁ〜。松江くんソロはサンプラーを使ったミニマルな浄化音楽。美しいではないか!ムーグはあいかわらずキレるかっこいい。おれDJではBlissが個人的にヒット。トーキング・ヘッズのブート・ライヴ盤にあわせてムーグが日本語をのせるというのも超気に入った。何が起こるかほんとわかんない。小里くんをモデルに絵で対決。デッサンなんて何年ぶりだろうか。小里くんは特徴があるので描きやすい。あっという間の5時間。8時まで飲んで店出たら大雨。下北沢駅まで濡れてひどく消耗。レコード・バッグとギターの重さがつらい。朝の人ゴミの憂鬱な渋谷駅で途方にくれる。JR内回り改札への昇り階段、あれは登山だろ。品川駅ではついにホームのエレベーターを利用。はじめて乗った。もう重い荷物の時はタクシーだな。

11月9日
 舞台監督の萩原さんと照明の馬場さんとAXの打ち合わせ。美容院。選曲と練習と。

11月8日
 肉まん買って急いでハリケーンで喰う。Listenの取材。そして二重橋前。歩いて国際フォーラムA。その前にインデアン・カレー大目玉(大盛り、生卵2個のせ)。今日はジョアン・ジルベルト公演。『イマージュの部屋』というアルバムが青春の一枚。78年頃のFMでジャズ・シンガーの笠井紀美子さんが「エスターテ」を選んでかけていたのを聴いて好きになった。おれ何度か寝ちゃったけど至福の時。アンコールも一時間近くやったんじゃないか?会報スタッフの待つ大塚へ。絶品の馬刺を喰いに行く。旨い。やばい。

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by straight_branch | 2006-12-16 22:08 | 直枝政広のドンキー日記
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